鳥栖スポルト接骨院 販促活動の取り組み方

鳥栖スポルト接骨院 德安院長より、実際に行われている販促活動の具体例を教えていただきました。
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1.品揃え(バリエーション)の多様性

患者さまの症状・原因にベストな製品を提供できる体制づくり

同じ腰の痛みのある患者さまでも、原因は人それぞれです。できるだけ多くの種類の製品を取りそろえることで、患者さまにベストな製品を提供できるような体制づくりを行っています。
※実際に多くの種類を取りそろえようと思うと当然コストがかかるので、当院は補助金(小規模事業者持続化補助金)を利用して購入しました。手続きは多少面倒ですが、書類作成に関してはポイントを押さえたら比較的通りやすくなり、失敗もしません。
希望される先生には、資料作成のポイントをサポートし、補助金の適応になった事例もあります。

2.効果の体感

その場で使用してもらい、効果を体感してもらう

施術を開始する前に実際に製品を装着してもらい、装着前後の症状の違いを体感してもらう使い方ができます。効果があれば説得力もあり販売の話もしやすくなります。
また腰痛などは特にそうですが、装着する部位を変えることで、大まかに原因を特定できるメリットもあります。

3.貸出(レンタル)システムの導入

実際に使用したい場面で使ってもらい、効果を確認してもらう

貸出

患者さまの中には、特定の状況(朝方だけ、仕事中だけ、ある道具を使う時だけなど)にしか症状を強く感じない方もいらっしゃいます。使いたい場面で効果があるかどうか確認できないものを、販売する物として自信をもって進めることができません。そのために貸出システムを導入しています。
基本的には患者さまとしてご来院している方や、そのお知り合いの方などが主な対象となる『信頼関係』があるからこそ成立するシステムですので、同じくサポーター製品などの取り扱いをしているドラッグストアなどの不特定多数を対象とする競合相手にはできないシステムです。

貸出のシステムを導入することで、我々施術者としても、次回の来院を促しやすく、来院日もコントロールしやすいなど、ただ販売するだけではないメリットがいくつかあります。この点は、他の先生方にとっても参考になると思いますが、その為にはある程度の品揃えが必要かと思います。
もう一つのメリットとして、患者さまにお渡しする『サポーター貸し出しルール』に、返却忘れ防止のためにLINEのQRコードを入れており、これにより友だち追加を促しやすいというメリットがあります。

今回特別に、德安院長が使用されている『サポーター貸出ルール』と『サポーター貸し出し申込書兼同意書』をいただきました。下記よりダウンロードし、自院のお名前などを入れるなど、ご活用ください。(ファイル形式:Excel)

4.情報の配信

まずは興味を持ってもらう・知ってもらう

sns

情報が拡散しやすいSNS(FacebookやLINE、インスタグラム、Twitterなど)で情報を配信していますが、まずは興味を持ってもらう・目を止めてもらうために、画像・動画の撮影やタイトルなどの言葉選びに力を入れています。
その他、時期(冬場に起こりやすいスポーツ障害など)や、その時々の出来事(熱中症など)に合わせた製品の情報を、専門的な情報を合わせて配信し、販促を行っています。
LINEなどのフォロワー獲得のために、サポーターなどの製品を商品としたお年玉抽選企画なども行っています。
SNSをあまり利用していない高齢者には紙にプリントアウトしたものでお知らせするなど、情報の受け手によって媒体を使い分けるようにしています。

5.支払方法の選択肢やTポイントの導入

高額なサポーターなどの購入のハードルを下げる

サポーターなどのセルフケア商品は単価(自己負担額)が高くなってしまうため、購入のハードルが上がります。保険診療の自己負担費用という比較対象がある接骨院(整骨院)では、なおさら高く感じてしまう患者さまもいると思います。
また、持ち合わせがなく購入に繋がらなかったり、必要なタイミングを逃すと徐々に症状が緩和し、購入の必要性がなくなってくる場合もあります。
そのため当院では、クレジットカードやキャッシュレス決済(PayPay)の導入をしています。
ドラッグストアなどの量販店がセルフケア用品の競業となるため、Tポイントを導入しています。ドラッグストアでも独自のポイントがありますが、様々な店舗で利用できるTポイントが利用できれば、患者さまにとっても出費へのハードルが下がりやすくなります。

6.観せ方

院内配置やディスプレイ方法、販促ポップにひと手間かける

ディスプレイ

目的の製品を探しやすいように、大まかに分類して陳列をしています。また、出入り口の一番目を引く場所に、時期時期に適したもの(冬場は発熱ウォーマーなど)を設置するように商品の入れ替えを行っています。
身体の健康に関する商品だからこそ『良い商品を買いたい』と思うのは、誰にでもある思いです。実際に症状で困っている患者さまならより強くそう思う方が多いはずです。
当院ではディスプレイにもひと工夫し、安価でセンスの良いIKEAの家具を利用したディスプレイにしています。せっかくの優れたダイヤ工業さんの製品でもディスプレイ方法によっては、一番前に出したい製品の良さが二の次になってしまうこともあると思います。
ディスプレイ方法によるハイブランドのイメージ化は、ドラッグストアなどでは取り扱いのないダイヤ工業さんの製品であるからこそ、相乗効果が期待できます。
また、袋に入れられた状態だと目に留まりにくいため、商品によってはマネキンなども使用し、患者さまの目に留まりやすくなるようにしています。
※マネキンは補助金を利用して購入しました

7.試供品の配布

製品の良さを知ってもらうために、試供品としてテーピングを配布

専属でトレーナーをつとめている少年サッカークラブチームや、テーピングの需要のある各種スポーツ大会にブースを出し、試供品としてテーピングの無料配布を行いました。
スポーツの種目(屋内・屋外など)や、部位、目的などによってテーピングを使い分ける必要があるため、出来るだけ多くの種類があった方がベストです。
※こちらも当然コストがかかるため、補助金を利用してテーピングを購入しました

※掲載内容は鳥栖スポルト接骨院様の取り組みの一例です