目次

  1. bonboneチェック導入前の課題は?
  2. bonboneチェック導入のきっかけは?
  3. bonboneチェックをどのように活用されているか?
  4. bonboneチェック導入の効果

bonboneチェックをどのように活用されているか?

チェックツール

―貴院ではトレーニングスペースに機材を置き、院内で計測するのは勿論、体験会も行っていると伺いました。
それぞれどのようにどのような方に計測されていますか?

藤原先生:まず院内での計測は、患者さまとの会話の中で「最近転んだ・筋力が衰えてきた」というようなワードがあれば、「下半身の筋肉は落ちやすいので、集中的に足メインでトレーニングできますよ」と案内します。そのように話すと皆さん大抵興味を持ってくださりますね。
そしてトレーニングをするにあたって、現状把握としてbonboneチェックで計測しています。
1日の患者数の平均は25名くらいなのですが、そのうち半分が学生、残り半分の一般の方で、そのうち2~3人が高齢者でロコトレないしbonboneチェックの対象になるような感覚です。
スタッフみんな上記の案内ができるよう情報共有しているので、2日に1人くらいのペースで計測しています。
またこれは想定していなかったのですが、チェックスツール(カラフルな椅子)を置いていると目立つので、患者さまから「あれは何をするものなの?」と聞かれることも多く、それをきっかけに測定する場合もあります。

評価レポート(結果の用紙、写真参照)は2部印刷をして1部は患者さまに渡し、もう1部はカルテに挟んでおきます。
3枚目のおすすめのトレーニングについては家でできるようにレクチャーをし、院では+αでトレーニングをできますと説明しています。
測定結果
ハガキ ※四谷左門町接骨院様作成 また、院の認知度向上に繋がればという思いもあり、今まで2回地域の方に向けて測定会を行いました。
通院歴のある都内の65歳~90歳の方に体験会案内のはがき(写真参照)を約1,000枚出したところ、電話での予約制にしていたのですが、はがきを見た方の当日の飛びこみも含めて約40名集まっていただけました。
25名くらい集まればいいかなと思っていたので、結果としてそれを超える人数集まっていただけてびっくりしました。
40人も計測するとさすがにその場で結果を印刷してお渡しするのは難しいので、後日結果とアドバイスを書いたお手紙を同封して郵送しました。すると、5~6名が再来院に繋がっています。
また、その方々からの口コミで新規の患者さまも数名いらっしゃっています。

―1人の患者さまに対してどれくらいの頻度でbonboneチェックを計測していますか?

カレンダー ※カレンダー(例:1月)

藤原先生:患者さまそれぞれのペースで計測しています。
当初は1カ月に1回がいいかなと思ったのですが、実際始めてみると、トレーニング自体に来られる頻度が週1くらいの方が多く、bonboneチェックは2カ月に1回くらいの頻度になります。
そういった方は当院以外にもスイミングや他の運動をされている方も多く、健康意識が高いです。
トレーニング目的で来られる方なので、bonboneチェックの測定日をしっかり決めている方は正直少ないのですが、先ほど教えていただいたカレンダー(※導入後パッケージ、写真参照)などを活用して測定日を決めて案内するのもいい方法だなと思いました。

bonboneチェック導入の効果

―導入したことによって院によい効果はありましたか?

藤原先生:2018年12月から導入し約1年ですが、のべ200名くらいを計測しました。
専門学校なので院での現場実習中にも計測しています。
学生が患者さまに補助について測ることもあるのですが、その様子を見ても自分で計測を何度か患者さまにやってみても感じるのは、コミュニケーションのきっかけになるという点です。

また、もともと弊院は予約制ではないのですが、ロコトレは予約制なので、患者さまが定期的に来てくださるサイクルが作りやすくなりました。

導入後からコンスタントに色々な工夫をしながらbonboneチェックを活用してくださっており、 私たちとしてもモデル的な院として今後もぜひ情報交換させていただければと思います。
本日は貴重なお話しをありがとうございました!